奉天といえば「硬い、歯にくっつく」というイメージを持たれていませんか?
ネチッとしている奉天しか食べたことがない方もいるかもしれません。当社では、味はもちろん食感にこだわり、カリッとした噛みごたえで歯にくっつきにくい奉天を製造しています。
奉天の味、食感は職人の腕に大きく左右されます。作業性を考えれば、水あめを増やすことで量産体制を取ることができますが、それでは奉天が硬くなってしまいます。かといって量を減らすとバラバラになってしまうので調整がとても難しい。飴を炊く温度にもこだわりがあります。丸英製菓では、かりんとう種を包む飴の鍋と中身のかりんとう種の鍋を二つ並べ、ギリギリのところまで調整します。こうした職人のこだわりがあって初めて、美味しくカリッとした食感の奉天が出来上がるのです。
当社は奉天を専門に製造を続けてきました。そのためお客様のご要望に応じて、バリエーション豊富な味の奉天を小ロットで製造することが可能です。
季節に合わせて桜や梅を使用したり、玉露や黒豆などの地域の特産物を使用したり、栃の実や竹炭など一風変わった食材を使用したこともあります。もともと奉天は大阪・姫路が発祥地のため、東日本ではあまり製造されておりません。さらに近年では西日本でも奉天を製造するメーカーは減少傾向にあり、奉天専門の業者はごく僅かです。そんな中、当社は奉天を専門に製造を続けてきました。
「お菓子作りの原点は”自分が食べて美味しいと思うものを作る”こと」という理念のもと、値段だけでなく品質で買っていただける商品づくりを心掛けています。